落としどころ
いつも読んで頂きありがとうございます。
この時季になると、昨年(2020年)まで携わっていたメーカーさんのアシスタント向けアカデミーの最後の日に行われる修了式のことを思い出します。
この修了式で1年間の学びの集大成として発表される「決意表明」。この決意表明の中でより多くの人が「感謝」の思いを言葉に盛り込めるかが、私たち育成担当としての評価になると言われていました。
なぜなら1年間、4月初日の講義から一貫して伝え続けている事がこの「感謝」だからです。
感謝といってもアカデミーで直接指導した私たちに向けた感謝の言葉ではありません。
機会を与えて頂いた職場環境への感謝、支援指導して下さる方々への感謝、暖かく見守ってくれている方々への感謝など目に見えない大きな力の応援があって無事に全過程修了出来るからです。
でも、私たちアカデミー担当者は、この感謝という言葉を決意表明に盛り込ませるような誘導をしてはいけません。如何に自分自身で気づかせ盛り込ませるかがとても大切な指導ポイントなのです。
各社、各美容室から研修生が来ていると様々な環境下で育成されているなと感じます。
育成すらなされていないサロンだってあります。
そんな人達にも感謝するという気持ちを育てることが大事なのです。
何故なら、感謝出来るという事が美容師としてのスキルを上げていける第一条件だからです。
感謝があるから
・お客様のキレイに一生懸命になれる。
・人が求めている事を見つけようとする気持ちになれる。
・喜んでもらおうとする心になれる。
からです。
美容師1年目の間にこそ気づかせてあげたい心ですね。
「感謝しなさい」と言わずにどれだけ発表に表してくれるか毎年緊張した修了式でした。
今年も間もなく修了式、どんな発表をしてくれるか楽しみです。機会を設けてお店でも発表してもらうといいですよ。じゃあね。
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