入社1年目の教科書⁉最終章
昨日で最後のはずだったけど、やっぱりどうしても今日のお話をしておかないと昨日までの話が現場サロンでのイメージに結びつかないかなぁと思ってね。
私がこの3月まで関わっていたある美容師育成アカデミーの過去の卒業生の事例です。
1店舗で経営されていたある美容室が、初めての支店を出店することになりました。
オーナーである店長さんが2つの店舗を半分ずつ行き来して、支店の立ち上げをしていこうという計画でした。
そこで店長さんが自分の担当のお客様に「もし私が留守の場合、担当してもらいたいスタイリストはいますか?」と聞かれたそうです。そうしたら、なんと8割くらいのお客様があるスタイリストの名前を上げられたそうです。
しかし、そのスタイリストは実はまだ2年目でしかもジュニアスタイリストとしてデビューして2か月しか経っていない一番若いスタッフでした。さすがにオーナーも驚いてお客様に聞いたそうです。「どうして彼が良いのですか?」と。
「彼はいつも必ず、自分からあいさつに来てくれるよ。だから名前もよく知ってるしね」「毎回シャンプーしてくれる時、髪のことで困っていることないですか?と聞いてくれるよ。わからない時は調べてくれたり、先輩に聞いてきて教えてくれるのよ」「どうしても店長にお願いしなきゃいけない時は合わせてくるから、いない時は彼でいいよ」などの声が大半だったそうです。
これには美容師になって20年以上のオーナーさんも大きな気付きを得られたようで、『美容師の一番大切なことは決して技術だけでなく、相手を思う心、満足してもらうために研究、勉強する姿勢が大切なんですね。』と言っておられたのがとても印象深く記憶に残っています。
ここでもう一回あらためて前回のブログを読んでもらうと、よりイメージしやすいかな、と思ってます。毎日、少しのチャレンジでいいのでやってみよう。じゃねえ。
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