ハイテク&ハイタッチ後編
いつも読んで頂きありがとうございます。
前回は2000年に登場した「iTunes」までのお話をしました。
ここから音楽は配信という方法でも販売されるようになり劇的な進化を遂げたのでした。
「WALKMAN」「iTunes」というSONYとAppleという音楽やメカのオタクが創業した偉大なる2つの会社が街に音楽を持ち出し、形のないデータにして移動可能にしたことが現在の「YouTube」「Instagram」「TikTok」などのSNS文化を発展させる大きな要因になったことは間違いないでしょう。
音楽配信までの歴史を過去40年くらいを振り返っただけでもこんな進化を遂げています。
ほんの数年前までは考えられなかったような驚くことが現在の「AI×データ時代」においては可能になっています。
例えば無人コンビニ。顔認証で入店し自分のバッグに買いたい商品を入れていくだけで課金され(やっぱりやめておこうという時はカウントされず)そのままお店を出てくれば会計済みになるのです。
今後は「IoT」といってモノがネットとつながることで生活を便利かつ楽しくしてくれるものがどんどん出てくるようですよ。冷蔵庫の中のマヨネーズの残量が出先でスマホで確認出来て帰りに必要に応じて買って帰ることも可能ですし、更に進化して残量が少なくなった段階で勝手に宅配発注してくれるシステムもすでに開発されているようです。
こんなにハイテクな時代になればなるほど人間は逆にどんどん孤独感や殺伐とした感情に支配されやすくなるということは目に見えてきますよね。
100メートルを1秒台で走るロボットの競い合いではなく人間どうしが競走している方が熱くなるし、見栄えが悪くても誰かが顔を見て作ってくれる料理の方がおいしく感じるのは不思議なものです。
なのでこんな時代にこそ必要とされるのが「ハイタッチ」。
人間のみが持っているという感情の「感謝」や「思いやり」という心に温もりをもたらしてくれる心の触れ合いを表した言葉です。
幸い私たちは美容という人が人に手でおこなうしかできない仕事です。そして日置美容室の経営理念の最後に掲げられている言葉が『心と心の触れ合いを大切にします』とあります。
『ハイテクになればなるほどハイタッチがなくては生きている意味がない』ですね。じゃあね。
0コメント