時代を超えて美容室が目指すべきこと パート3
いつも読んで頂きありがとうございます。
前回の続きです。
客単価アップの具体策について。
美容の売上は技術による技術売上と関連商品の店頭における販売売上の商品売上(=店販売上)で構成されます。なのでサロンあげて皆でいち早く取り組みやすいのは商品売上でしょう。
もうすでに取り組んでおられるサロンもあると思いますが、特に今の時代性を考えるとチームプレーの販売形態がお客様に安心と納得を得て頂ける方法ではないでしょうか。※私は店長時代に単独プレーでやり過ぎてお客様からもスタッフからも大ブーイング浴びたことがあります。
①アシスタント(シャンプーまたはカラーなどに入る人)が毛髪、頭皮診断して施術工程を説明しながらお客様の今の症状をお教えする。同時に改善するために良い商材をご紹介する。
②担当者にアドバイス内容を伝え、あらためて担当者からも改善への促しや商材の良さを説明してもらい、アフターカウンセリングまたは仕上り確認の際にプッシュ、クロージングする。
ひとつの商品をお買い上げ頂くために複数のスタッフが関わることでお客様は自分への関心の高さと同時に美容師の美への思いの強さを実感してくださり購入に至る。まさにここでも「思いやり」があるかがとても大切なんですね。
あらためて昔から「店販売上は接客レベルのバロメーター」と言われてきたのを実感します。
前回ブログでご紹介した厚労省発表の美容業概要の中にも書いてありましたが「接客サービス」の向上なくしてこの店販売上の向上はあり得ません。
では「接客サービス」を向上させる具体策とは?
ニコニコ ハキハキ キビキビ
ニコニコ:歓迎を表す表情や動作のこと。
・こちらから目を合わせて笑顔。
・施術中は真剣な中にも楽しい表情を忘れない。
・すべてのお客様に(業者さんも含めて)自分からあいさつに行く。※出来ればお名前をお呼びする。
ハキハキ:安心感を持って頂くための挨拶と返事。
・施術に入らせて頂く場合は必ず名乗ってから開始。
・挨拶(いらっしゃいませ、ありがとうございます)と返事は気持ちよく皆に聞こえるように。※聞こえている人全員を意識して発する。
キビキビ:人の役に立とうとする思いを反応の速さで表すことです。
・流れるようなスマートさも大事だが、一生懸命さが伝わる気持ちの良い動きがもっと大事。
この ニコ、ハキ、キビ が実践できているサロンスタッフが冒頭にあるようなカウンセリング、施術をしてくれたらおススメのものも思わず買っちゃいますよね。
各サロンの状況に応じてこれらの行動指針を皆で共有することがとても大切に思います。
次回は技術売上アップについてお話しします。じゃあね。
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