美容師の『味』 ~美容技術講座~ パート1
いつも読んで頂きありがとうございます。
今回から数回にわたって今までほぼ触れてこなかった美容における技術についてのお話をしていきます。
なぜ技術についてあまりお話しなかったかと言うと、技術の話は文章だけで伝えるのがとても難しく、画像や動画などを多用しなくてはならないからでした。私の能力不足ですみません。
しかし、やはり技術に関しては避けられないほど美容師の仕事において重要な分野なので分かりにくいところもあるかもしれませんが、なるべく皆さんに伝わりやすいようにお話していくつもりですので、最後までお付き合いください。
よく美容において技術、接客どっちが大切か?というお話を皆さんも聞いたことがあるかもしれません。技術に定評があってお客様からの支持を多く得られている美容師、接客が良くてまたあの美容師に会いたいというお客様が多い美容師、どちらが良いかは一概には言えません。むしろ自分の特性を活かしてより多くのお客様からの支持を得られるならどちらが主でも全く問題ないと思います。
それよりも大切なことは仕事に向かう、お客様に向かう考え方(理念)だと思います。なので今までのこのブログではその考え方を大事にすることをお伝えしてきたのです。
しかし、我々美容師において美容技術というのは飲食業における『味』のようなものでやはり少なくとも美味しくないといくら料理人やホール担当の方々が感じ良くても何度も足を運ぼうと思わないのと同じだという事を我が師匠の日置雅夫先生は言っておられました。
では美容師における『味』の良さとは?何なんでしょう。
・出来上がりのヘアスタイルがご来店時よりお客様の良さを一層引き立たせた。(第三者が見てもわかる『味』で紹介客が増える味である)
・お約束した通りにヘアスタイルが出来上がった。(施術してもらったお客様にしかわからないことだが、イメージにしかなかったものを具現化してくれたことへの感動。=感動の創造プロセス)
・施術中のプロの無駄なくスピーディで滑らかな手技。(見惚れる技術。難しい技も淡々とあっという間に)
これらにキャリア関係なく一生懸命、直向きに取り組むという『スパイス』が加わることで圧倒的な『味』の良さが生まれることでしょう。
ほかにもいろいろ美容師における『味』はあるでしょうが、上記の『味』の良さを創り出すための技術講座をスタートいたします。今回は前置きだけでごめんなさい。次回からね。じゃあね。
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