先輩になるということ
いつも読んで頂きありがとうございます。
入社1年目の人たちの中には、この時期になると何となく浮かない顔になる人がいます。
恋愛の悩みでなければその原因は、まだ見ぬ後輩(4月入社の新人)の存在である場合がほとんどです。
それは先輩として舐められないような姿が見せられるのか、後輩に先輩らしくいろんなことが教えてあげられるのか、自分より出来る後輩ですぐに追い越されたらどうしよう、などなど不安になる要素がいっぱいだからです。
2年目、3年目になってくると1年目の2,3月に感じていた不安など忘れてしまうので、1年目の後輩がそんな不安を抱えていることなど理解できず、ガミガミ注意してしまうことが多いのです。
こんな時、本当に大切なのはその不安を軽くしてあげること。
1,自信を持ってください。
プロとしてお給料を頂きながら仕事した一年間の成長はとても大きく、一年前の顔と写真で見比べるとわかるのですが、明らかにかっこよく、しっかりした顔になっている自分を感じることが出来るでしょう。
これは毎日毎日、社会が必要とすることを自分の楽や欲望を殺してまで応えてきた積み重ねがあなたを育ててきたからです。こういう積み重ねを絶対差と言って、そうでなく一年過ごしてきた人との間に簡単には埋められない差が出来ているのです。プロとアマチュア(学生)の違いです。
2,仕事を通して学んだことを整理してみる。
これは自分自身の棚卸(在庫確認)です。この一年で身につけたこと、出来るようになったことをあらためて整理してみて下さい。
技術でお客様にさせて頂けるようになったこと、接客でとても感謝されたこと、人間力で人の役に立とうと思えるようになったこと、人に感謝出来るようになったこと。などなど思いつく限りノートに書きだしてみて下さい。それが今のあなたの仕事を通して得た在庫です。たくさんあるでしょう。これらを4月に入社する新人はまだ持っていません。
3,教えてあげる先輩より寄り添ってあげられる先輩でいて。
新人が職場に来ると一生懸命いろんなことを教えてあげる先輩がいます。教わる側の立場から言うと聞きたいことをタイミングよく教えてくれるならうれしいのですが、知っておいた方が良いことはその時、その場で聞かないと理解できないし、実感できません。
なので教えてあげる先輩でなく、質問、相談しやすい人である空気を出してあげてください。教えてくれる量で先輩として尊敬するのではなく、困ったときに寄り添ってアドバイスしてくれるから尊敬してくれるのです。
私が先輩になった時はどうだったかって?
カッコよく黙って背中を見せる先輩、と言いたいところですが、ガミガミ言って説教する「口だけ先輩」でした。付き合ってくれた後輩は大変だっただろうなぁ。お詫びします!
じゃあね。
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