「働く」は悪なのか
いつも読んで頂きありがとうございます。
近年、働き方改革が厳しく法制化され我が美容業界も例外扱いされず、有給休暇の完全取得などを実施しなければいけない状態になってきました。
このため、人員を多くして交代で休んでもらうなどの対応に迫られている現実があります。
弊社(日置美容室)もいち早く有給の完全取得などを進めてきました。
社員の皆もこのように休みが増える事自体は喜んでくれていて、思い思いの過ごし方をしているようで、これが明日への活力、自分磨きになっていくのは良いことだと思います。
しかし一方でこのような社会的風潮がもたらす勘違いはとても恐いものがあります。
それは「働くこと」=悪いことのような感覚です。
もちろん如何に短時間で高生産性を上げるかという効率化は大切だと思いますし、それで出来た時間を有効活用してもらうことも大事なことだという事は理解していますけど。
そもそも日本という国は古代より資源に乏しい島国で農耕民族でした。
そのため日の出から日没まで畑を耕し作物を育てて収穫した物で自給自足或いは物々交換で必要なモノを手に入れて生活してきた民族です。
身体が丈夫で働きがいい人、器用に何でもこなせる人逆に病気がちや障がいなどがあり仕事で収穫が得られない人などもそれぞれの働きの中で収穫を分配する「村」が出来、その組織の中ですべての人が安心して生活出来るように発展してきた経緯があります。
なので欧米のような狩猟民族が獲物を求めて移住して生活していく群れない個人主義的文化が苦手なのでしょう。
働くことは自分の生活の糧を得るためでもありますが、同時に所属するチームのためであり、あげた収益から支払う税金を通して住んでいる自治体や国のために貢献していることを忘れないようにする事が大切だと思います。
更に言えば休日の過ごし方も、楽しい自分の時間を通して明日への英気を養う、スキルアップする、幸せを実感する等で働くことをより一層楽しめるようにセルフコントロールする時間にする事が生き甲斐を実感できることでしょう。
「働くこと」≠悪いこと
働くことは仲間のため、世の中のため、そして自分のため。
休むことも同じなんだよ。じゃあね。
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