桜の木に学ぶ

いつも読んで頂きありがとうございます。
弊社(日置美容室)では昨日まで新人研修が行われました。準備、運営に関わってくれた部長はじめ店長の皆さん本当にありがとうございました。
そして間もなく新人の皆さんの初出勤の日が近づいてきています。各店ではどんな光景が見られるのでしょうか。楽しみです。
私も自分の初出勤の時のことを思い出し気持ちを新たにしてくれます。
話はかわりますが、ちょうど今、桜が満開に近づこうとしています。私も自宅から駅までの道のりに桜並木がありますので目を楽しませてもらっています。
この桜の木の移り変わりを一年通して見ていると自然の力の素晴らしさを感じます。
花が満開で最高にいい時ってほんの2、3日でしょうか。すぐに散り始めて葉っぱが出てきます。
葉っぱが出てきたら虫たちが葉をエサにしはじめます。夏も最盛期を迎える頃には葉っぱがレースの生地の様に透けて見える様になってきます。
秋が深まってくると枯葉が舞うようになり、落ち葉の掃除が年明けくらいまで続きます。
私の通勤路で一年中、毎朝ほうきをかけてくれている年輩の女性の方がいらっしゃいます。
通行人の誰もが存在を知っている女性です。桜並木に面したお家の方のようです。
今日は目が合ったので「いつもありがとうございます」とお声がけさせて頂いたら「毎年、この時期に楽しませてもらってるからね」とおっしゃいました。
確かに自宅に桜並木があるみたいな感じですからね。でも、それにしても一年中毎朝は立派だなと思って。感謝。
私も見るだけですけど、一年毎日桜を見ていると実は木肌そのものも色が変わっていくんです。幹よりも枝はハッキリわかります。
花が終わって葉っぱが出てくると木肌は黒々としていきます。夏が深まる頃が最高に黒っぽいでしょうか。それが、葉っぱが全部落ちてくる頃になると木肌がピンクさを出していきます。
花が咲く頃には実にいいハーモニーを作り出します。だから余計にキレイに見えるんですね。
桜色の染料は、実は桜の樹皮を煮詰めて作るのだそうです。だから全ての花が全く同じ色を出していくのでしょうね。形、大きさはそれぞれ多少の違いはありますが、色だけはみんな同じなんでしょう。
私達、日置美容室のスタッフも一人ひとり一輪の花だとしても同じ木の幹の樹液を共有することこそ大切なことと感じた次第です。
私達にとって共有している樹液って何だろうと。
じゃあね。

失敗続きのおじさん美容師のもしかしたらためになるかもしれない話

名古屋 栄の日置美容室で40年以上美容師を続けている田中隆史の元気⁉︎になるブログです!今、言っておきたいこと、気になってることをお伝えしていきますね。よろしくお願いします。

0コメント

  • 1000 / 1000