なんで美容師には“師”の字がつくのだろう?後編
いつも読んで頂きありがとうございます。
前回に引き続き、“師業”についてのお話です。
さて美容師はお客様に対してどんな導きが出来るのでしょうね。
そもそも美容とは、美容師とは1957年に定められた美容師法という法律の中で次のように定義されているんですよ。
美容とは「パーマネントウェーブ、結髪、化粧等の方法により、容姿を美しくすること」
美容師とは「美容を業とする者」 だそうです。
師業としてお客様の容姿を美しくする目的って考えたことありますか?
お客様が髪型が決まって、お帰りになる時の言葉の中にその目的を見出すことが出来ると思います。
「さっぱりしてこれでどこへ出かけても恥ずかしくないわ」
「これで大事なイベントも乗り切れる自信がついた」
「鏡に映るのが嫌じゃなくなった」 等々
お客様が、容姿を美しくすることで自分に自信がもてる。何かに向かう勇気がもてる。元気になる。
ようにすることが美容師の存在する目的なのかなぁ。と考えています。
ですから、おしゃれなお客様だけやりたい。お金持ちだけ相手にしたい。誉めてくれるお客様には特別な待遇をする。なんてことは絶対あってはならないのです。
おしゃれに興味ない人ほどセンス良く感じられるように。一生懸命コツコツお小遣いを貯めて来てくれた人ほどより満足してもらえるように、気難しくてダメ出しばかりしてくれる人ほど課題を与えてくれる先生と思って、感覚と技術の研究、そして心の満足を与えられるような人間磨きが私達、師業のなすべきことかもしれませんね。だって日置美容室の経営理念の中にもちゃんとあるからな。
じゃあね。
0コメント