「店長!辞めさせてください」前編
いつも読んで頂きありがとうございます。
今回は前回の思いやりのお話にも関連してくる店長になっての失敗談です。
24歳の時に、日置美容室の本格的出店構想としての1号支店を北区の黒川にオープンすることになり、私が店長として着任することとなりました。この黒川店は今では移転拡張して名西店として皆が盛り立ててくれています。
24歳の店長なので、今思えば全くの勢いだけ。人格的な包容力もなければ、技術的熟練度もまだまだで、自分の力だけでは心もとない思いはありました。
ともにサロンをやってくれる仲間の女性たちがとても優秀な人たちで、今思えば彼女たちのお陰で成り立っていたようなお店でした。
しかし、若さですかね。変な自信だけはあって、必ず繁盛店に出来る確信があったのでした。
実際、オープンして半年くらいたった頃から目標売上にも達するようになり、地域のお客様にも浸透していってからはまさに繁盛店として認められるようになってきました。
そんな状態が2、3年続いて、私も幹部としての発言力も出てきて、スタッフに対しても強めに接することも多くなり、我が世の春、わかりやすく言えば大したことない人間なのにやたら威張ってるだけの店長の出来上がり!でした。
想像してみて下さい。そんな店長のもとで楽しく、そして本当にお客様のために誠心誠意仕事が出来ますか?
案の定一人のスタッフから出てきた言葉が「店長!辞めさせてください」だったのです。
更には他のスタッフから出てきた言葉はもっと衝撃的でした。「店長のもとでは、学べるものがないので本店に異動させてください」というものでした。ガーンッ!
今回はここまでで、次回この続きをお話しします。じゃあね。
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