「店長!辞めさせてください」後編
いつも読んで頂きありがとうございます。
さて前回の続きです。
「店長!辞めさせてください」「異動させてください」などの声が部下から上がり始めた店長でしたが、自分自身に非があるとは全く思ってもいなかったのです。
サロンの売上目標達成、更に右肩上がりの業績アップ、周りからの評価も上がって、いろんな方々がどうしたらそんな成果が出るのかと聞いてくるような状態だったので、自分が店長としてみんなをリードしているからだという驕った考えになっていたんでしょう。
なのに、辞めたいとはどういうことだ、むしろこんな流行っている店で働けることに感謝しろ!くらいに思ってました。「辞めたい奴はやめていけ!俺一人でやってやる。」最悪ですね、今思えば。
昔からよく言われる言葉に『人、モノ、金』の管理がしっかり出来ることが良い管理者の(店長の)条件だというものがあります。
私の場合は、まず最初の段階の『人』ですでにつまずいていた、ということなんでしょう。
考えてみたら、仲間のチームとしての総合力で出していた成果を、リーダーが自分の力だと勘違いして威張りだしたら、仲間としてはやっていられない気持ちになりますよね。
私に仲間へのみんなのお陰という「感謝」の思い、そしてスタッフがそれぞれ一番輝く目標や夢を見つけて共に達成していくような「思いやり」があったとしたら、今回のタイトルのような言葉がスタッフから出てこなかっただろうと、今は思っています。
その後何年かたって、店長を後輩に託し、私は人財教育を担う事になりました。
でもお陰様で、店長時代のそのつまずきが教育担当で活きてくることになるんですね。そのお話はまたの機会にさせてもらいます。
人は、勘違いして威張っちゃだめだよ。じゃあね。
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