自責の文化
いつも読んで頂きありがとうございます。
今回も私の失敗談から学んだことのお話です。
日置には昔から何か問題が起きた時には自分に非があるととらえる自責の文化があります。
私がスタイリストになって間もない頃、創業社長の日置雅夫先生に私が担当させて頂いたお客様の仕上げに対して注意を受けたことがありました。
その時何気にお客様の髪質が悪いのを上手くおさまらない理由にして言い訳したらメチャクチャ叱られ1時間以上その場で説教されました。今ならパワハラかも⁉
その時に先生から受けた忠告は『お客様の髪質に問題があるならそれをどうにかしてキレイにおさまる様にするのが美容師の仕事だよ。それを髪質やお客様のせいにしていたら一生成長がない』という事を教えて頂きました。
さらに、『一流の人間は悪い事や上手くいかないことがあった時は自分のせいに、良い事や上手くいった時こそ周りの人たちのお陰と考えるものだ』という教訓も頂きました。
まあそれ以後も懲りずに言い訳がましい事を言ってはやっぱり叱られる事は止められないものでしたね。そのくせ他の人が同じ様な事を言ったりやったりしていると残念だなぁなどと思います。時には腹が立ちます。自分も出来てないのにね。
先生が亡くなる数か月前に本店に仕事にいらっしゃっての帰り際、「田中さんのお客様、街でお会いしたけどあれはバーマが強すぎるわ。チリチリに見えるよ」とフィードバックを頂きました。やっぱり今回も口元まで「あの方は強いバーマがお好みなんです」と出かかりましたが「わかりました。ありがとうございます。」と申し上げました。
先生は「じゃあ!」と言って颯爽と自分のサロンへ戻っていかれました。 1時間の説教受けなくてよかったわ。
先生!だいぶ成長してますよね、俺。
じゃあね。
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