手に職
いつも読んで頂きありがとうございます。
今日のお話は、私がアシスタント育成アカデミーを担当させて頂いていた時のお話です。
新年度初日に日置尚社長に講話してもらった内容がとても心に残るお話だったので紹介します。
よく美容師などの技術職は手に職をつける仕事などと言われていました。今でも、年輩の方などは「景気に左右されないから手に職をつけておいた方が良いよ」などとアドバイスしてくださったりします。
確かに美容は技術がないと出来ない仕事ではあります。 しかし、昔も今も同じでしょうが、技術の良さだけでまた来たい、或いはまたあの人にやって欲しいと思うかというと必ずしもそんな事はありません。
社長は「そこに相手を思う心があるかどうかが大事だ」という話をされました。 この心とは、思いやり、気遣い、仕事への考え方などの事です。
かなり変わってきたとはいえ、今だに美容業界は新人が入ってくると技術を習得させる事を何より第一にします。
でも、本当はお客様や共に働く仲間への支援「何が私に出来るかな」というような誰かの役に立ちたいという思いを常に持つことが大事なんですよ。 そんな、お話に力を入れて下さってました。
現場美容師を経て美容室マネージャー、そして経営者として業界を、美容師を見つめてきた日置尚社長ならではの思いのこもった話を聞くことが出来、私自身がこの世界に入ろうと思ったきっかけを思い出させてもらったのでした。まさに「手に職」から「心に職」をつけるという考え方ですね。
有り難いことに日置美容室は外部の方からの評価は技術力だけでなく、それ以上に人間力の高さに定評があります。これは急には出来ない歴史的伝統です。
心に職をつける発想でお互いに磨きあっていきましょう。
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