悔しい話
いつも読んで頂きありがとうございます。
今回のお話はタイトル通り美容師にとって少し悔しい話です。
何年か前に、ある美容室のオーナーさんから、こんな話を聞きました。
そのサロンの男性チーフがお付き合いしている女性と婚約するということになり、女性のお宅に伺ってご両親に挨拶したそうです。 ところが、チーフの職業が美容師だとわかった途端に語気強く「結婚はあきらめてくれ」とおっしゃったそうです。
聞けば女性のお父様という方はトヨタ系大手の会社員さんらしく、娘の相手もそういう人をと思っていたらしいのです。 まあ可愛い娘のことを思って考えたことなのでしょう。
世間一般の人達からは美容師ってどんな人々だと思われているのだろうと少し憤りを感じながら思わされました。 もちろん好き同士で結婚しても必ずしも幸せになるとは限らない事は百も承知ですが、このお父様の様に「美容師だからダメ」の根拠が知りたいですね。 しかも独立して店を持つなら良いと言われたらしいのです。
そのオーナーさんもダメな理由を考えて出た結論は経済的な問題と世間体ではないかと。
確かに勤務している美容師と経営者美容師では銀行などもお金を貸す時の評価がまったく違います。 住宅ローンなどがいい例ですね。
しかし、それは勤務している美容室の財務状況(きちんと利益を出しているなど)や勤続年数などによって評価が全然変わってくるのです。
日置美容室はお陰様でその評価は高いです。
・創業社長から現社長への経営のバトンタッチ(事業承継)がうまくいっている。
・着実に業績が伸びていて、利益が出る体質がある。
・勤続年数の長い社員がいる。
・社会保険などの法定福利にきちんと加入している。
などなどの社会的裏付けがあるからです。 そして数字には出てきませんが、お客層や社風などもありますよ。
経営者の考え方もありますので一概には言えませんが、法人化もせず、社会保険にも入らず、それでいて儲かったら高い洋服を買って、高級外車に乗る。 という様なイメージが美容師にあるのだとしたら、確かに世間からダメだしされる業界になりますね。
以前、日置尚社長が新年の例会で掲げていた社会貢献理念である人口減少と貧困格差の解消に貢献する会社 というのは、本当に世間に胸を張って訴えられる理念であるとあらためて感じました。
そのためにも目の前のお客様を全力で綺麗にかっこよくそして可愛くさせて頂き、元気と勇気そして前向きな気持ちになって頂きましょう。じゃあね。
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