『美意識の芽』パート1
いつも読んで頂きありがとうございます。
今から20年ほど前になりましょうか。お店に一枚のFAXが届きました。
それはアリミノさんから届いた『美意識セミナー』という聞いたこともないような講習の案内でした。何なのそれ?というのが最初の印象でした。
しかも講師は美容師でもなく以前、業界の雑誌を出版している新美容出版社の編集をしてみえた五十嵐郁男さんというおじさん先生でした。
何だかよくわからないけど面白そうな内容に興味を惹かれ、一人で行くのも勇気がいったので東野トップディレクタ(以下TDと略しますね)を誘って行ったのがこの『美意識』との出会いでした。
当時はまだカリスマ美容師ブームの名残があり、美容界の講習といえば有名カリスマ美容師の展示講習がほとんどでした。中には講習とは言えないような、サロンワークの延長のような仕事をちょちょっと見せるだけ何ていうモノもありました。それで受講料は一万円以上するんですよ。
今思えばひどい話ですが、でも当時はカリスマの仕事を一目見ようと参加者は会場が一杯になる程でした。皆さん技術だけでなく、成功の法則を必死に見つけに来ていたんだと思います。
この頃から個人の指名売上でやたら美容師を評価するようになりましたね。それまでは美容室はチームプレーを大切にしていましたから。
私など今でも忘れませんが、私が何気なく「僕のお客様が...」と言ったら創業社長の日置雅夫先生に「僕のお客様じゃない!「日置」のお客様だ。僕がさせて頂いているお客様と言いなさい。」と烈火のごとく叱られた覚えがあるくらいですからね。おー怖っ!
この話、長くなりそうなので3回に分けてアップします。今回はこの辺で次回、続きをお楽しみに!
じゃあね。
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