おもてなし パート2

いつも読んで頂きありがとうございます。

私はいまだにお客様から叱られることがあります。自分では毎日の仕事をクリエイティブかつ研究しているつもりなのですが、実際には「慣れ」でおこなっていることを先日もご指摘頂きました。

まさに以前書いたブログの「ゴールからその方法を導きこと」の中にあることを実践出来ていなかったのです。

我々の仕事は技術とコミュニケーションでお客様をおもてなしする仕事だ、とあらためて思うことがあります。 

おもてなしは前回でも触れましたが、茶道の世界からの言葉です。「持て成す」と書きます。

私なりの解釈ですが、起こり得るあらゆることを想定して、前準備しお客様をお迎えすることと思います。 

以前よく行っていた居酒屋の大将もそういう意味で、おもてなしの意味を知ってる人でした。 丁寧に料理された大皿盛りのおばんざいが8種類ほど、毎回、ひとつずつ説明してくれてその内3品を突き出しとして選べる様になっています。もちろん気に入ったものがあればお代わりも可能です。

特に私のように飲みたいお酒の種類が先に決まっている場合、お任せで選んでもらうと一生懸命考えて選んでくれます。考えている振りかもしれませんが、私のために考えてくれるんですね。 お酒が変わって、またお任せでお願いすると、また、考えてくれるんです。 

お客様に一番美味しいベストなマッチングを創造してくれます。 何でこれを選んでくれたのか伺うと、必ずわかりやすく解説してくれます。 

別のバーでのこと。ここはバーボンウイスキー専門のバーで、常時1000種類以上のバーボンが所せましと並んでいるようなお店です。マスターは私より10歳ぐらい年長の方ですが、いまだに良く勉強、研究されてます。

このマスター、たまにしかいかない私のようなお客でも好みをよく覚えていてくれて、飲んだことのないものを紹介してくれるようにお願いすると、やっぱり少し考えてから、私がまだ見たこともないラベルのバーボンを出してくれます。そしてその味はちゃんと私の好みを外してないんですよね。

我々の仕事でもお客様のために『考える』というこのクリエイティブな行為と『もっと上手に』という常に研鑽する努力をおもてなしと呼べるのではないかと思います。

多様なお客様のいろんなことを想定してサロンの開店準備をおこなったり、担当するお客様をイメージしてスタイルイメージをデザインして用意しておいたりなどいくらでもあるように思います。 

本当のおもてなしの意味を考えて実行してみましょう。 何かが変わるはずです。

じゃあね。

失敗続きのおじさん美容師のもしかしたらためになるかもしれない話

名古屋 栄の日置美容室で40年以上美容師を続けている田中隆史の元気⁉︎になるブログです!今、言っておきたいこと、気になってることをお伝えしていきますね。よろしくお願いします。

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