人との違い ≠ 間違い
いつも読んで頂きありがとうございます。
先日、22歳の女子プロレスラーがSNSなどで誹謗中傷を浴びせられたことが原因と思われる自殺をしたニュースがありました。
詳しい経緯やプロフィールを知らないので、余計なことを言うことは出来ないですが、悲しいニュースでした。
日本という国の成り立ちから考えると、大昔、ひとつの村で田を耕し、お米を作って皆で分け合うという典型的な農耕民族だった日本人。
飢饉や凶作の時も、病気やけがで働けない時も、同じ村の中でお互いに助け合って生きてきた歴史がある国民です。
そんな良い部分と一方では、周りの人と協調できない人や単独での行動をしたがる人に対しての違和感や反発が強く出てしまう弱点もあるようです。
今回の件などは、それが強く出てしまったのではないかと感じました。
以前こんな言葉を聞いたことがあります。
『人との違い ≠ 間違い』(人との違いは間違いではない)
人との違い、常識という定義、そしてそこから外れていると思い込み、自分を肯定するために他者を攻撃するという行動。
今の社会は少し寛容性に欠けるような気がしてなりません。
人間は残念ながらというか幸いというか、生まれてくるときに過去の(前世までの)記憶や学習をすべて忘れ去って誕生します。なので人の考え方、物事に対する捉え方という個性は人間の数分だけあるのです。
特に自分に確固たる生きる上での価値観や美意識がなく、自分に自信がない人は他人との違いに愚痴をいったり嘆いたり時にエスカレートすると攻撃したりを繰り返してしまうのです。
私たちはこんな考えに陥りやすい弱さを持っていることを自覚しておきたいものですね。
ひとりひとりを人として認め合うこと。その人の生き方、考えに敬意を持つこと。すべての他者とのコミュニケーションはここからスタートするべきと考えます。
じゃあね。
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