熱が逃げてる!
いつも読んで頂きありがとうございます。
今回も私の若いころによく創業者の日置雅夫先生から叱られた技術のお話です。
『熱が逃げてる』
これだけ聞いても何のことかわからなですよね。
私はアシスタントの頃によく雅夫先生にそう言われて叱られてました。
何のことかというと、ブローしている時にドライヤーとブラシの角度が悪く効率的に熱が当たっていない時や、ダッカールで留めるのに手間取り、ドライヤーの熱がどこにも当たっていない時間がほんのわずかあったりしてもこのカミナリが落ちていました。
何でそんな事で叱られるんだろううるさいなぁ、と当時は思っていました。
その後何年も経てわかったことは、生産効率を上げるという事の必要性を実践的に教えて下さっていたんだろうなという事です。
先生からは実にくどいぐらい「早く、早く」「ノロノロやるな」と。「早くていい仕事をするからプロなんだ」「遅くていい仕事しても、そんなのはプロじゃない!」などと言って指導して頂いた記憶が蘇ってきます。
同じ環境で育てて頂いたうちの奥さんなどは、今だに夢の中で「春美さん!早くしなさい。何やってるの‼︎」と叱られて目が覚める事があるらしいです。
殊更、若い時の体験って身体に染みつくんですね。
この数年、全社あげて取り組んでいる生産性向上は、実はこの1秒も無駄にしない工夫と実践が仕事の基本であることは間違いないでしょう。
そのためにチームワーク良くお互いにこんな声も掛け合いながら作業効率を高める努力をしていくのが大切だと感じています。
それにしても「熱が逃げてるっ!」て良い言葉だと思いません?
じゃあね。
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