期待の星!

いつも読んで頂きありがとうございます。

今年の新入社員の皆さんも入社して早くも約3か月です。入社時期が思いもよらない病の流行で通常とは異なる研修やサロンワークの中、本当にここまでよく頑張ってくれていて今や立派にサロンでお客様を喜ばせ、先輩方の役に立つ仲間として活躍しています。感謝です。

今回は特に先輩方に向けてのお話です。

今まで人財育成を長年させて頂いていて、毎年新人が入って来る頃になると思うことのひとつに、新人研修などでリーダーをやったり誰よりも気持ちよく目立つ存在として仲間の先頭を走ってくれた人ほど、その後長く勤め上げてない人が多いのが実情です。逆に斜めに構えていた人や、みんなの後に続いて渋々やってた人ほど長く続いていますね。 そして、同時に美容師としても成功しています。

もっと言えば、私も含めた現在、役職をもって会社に貢献してくれている人たちのほとんどが新人やアシスタント時に仲間に迷惑かけた人ばっかりなんです。私は違う!という方、私まで意義を申し立て下さい。

度合いは別として、人は期待されるとそれに応えようとする気持ちが強くなります。 だから、期待に応えるために本来の自分とは違う人格を演じたり、求められるいい子になろうとしてしまうのでしょうね。結果それに疲れるのではないかと。 

その昔、新人研修でもリーダーやって本当に感じよくて、先輩から「教える事なんてないじゃない」なんて言われてた女性新入社員が、営業後の誰もいない店でタオルのいっぱい入った袋を思い切り蹴飛ばしているところを目撃して、見てはいけないモノを見てしまったようなドキドキしたのを思い出します。 

いつかメーカーさんのアカデミーでご一緒させて頂いているオーナーさんから相談を持ちかけられた話もそんな話でした。 

アカデミーでも優等生でお客様からも評判良く、オーナーさんも将来は指導員、店長として支店を任せたいなどど考えていた2年目女性スタッフが、前触れも無くある日突然サロンに出てこなくなってしまったそうです。しかも、電話をしても出ないし、家に電話しても留守電しか応答がないそうです。オーナーさんも心を痛めておられました。

そして後から周りの人から聞くと、そのスタッフに関するネガティヴな噂がいっぱい出てきたんだそうです。人が信じられなくなったと。 私も少なからず何度も経験しましたが、美容室において人の問題は最も大切な問題です。

昔から日置雅夫先生も言っておられましたが、「人がいないと何にも出来ない仕事だからね。良さを大事に育ててあげなさいよ」 と。

長く共にやっていこうと思ったらお互いに疲れない、疲れさせないのも大事な事なので、素の自分も大事にしてあげて、特にポテンシャルの高そうな人ほど気にかけてあげてください。 

フォロー研修などでキャラの見直しがあってもいいかもしれませんね。いい子は悪い子に、悪い子はいい子になるゲームをやってみるとか。 期待の星を流れ星にしないためにも。 

じゃあね。  

失敗続きのおじさん美容師のもしかしたらためになるかもしれない話

名古屋 栄の日置美容室で40年以上美容師を続けている田中隆史の元気⁉︎になるブログです!今、言っておきたいこと、気になってることをお伝えしていきますね。よろしくお願いします。

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