店販品に想うこと
いつも読んで頂きありがとうございます。
今回はお客様と美容室を結ぶ店販についてお話しします。
関連商品の販売として始まったと思われる店販。店頭販売の略だという事は皆さんもご存じの事だと思います。
今、あらためてこの店販について想うことがあります。
その1 どんな商品を販売するのか。
いろんな考えがあるでしょうが、お客様が欲しいと思っている物、または、プロとして使って頂きたい物。 お客様が欲しい物は悩みに応じて様々で、漠然としていることが多いので今取り組むべき問題は何かを明確にしてあげることが大切になります。
悩みが何なのかをお客様と共に探していくことこそが、お客様の心に寄り添う瞬間だと思います。
次に、プロとしての提案品。提案品というくくりで最近とても多くなってきているのが、高機能ドライヤーに代表される美容器具です。これらは美容師側からプレゼンテーションしていかないと欲しいとは思って頂けない物です。
常にアンテナを張ってこれは良いという商品を探している事が重要になります。
その2 美容室においての店販の必要性
業界の課題である生産性向上は今の美容室経営を考える上で避けて通れない問題ですが、特に客単価と来店頻度の向上が重要だと思います。 その客単価のアップに寄与するのが店販売上です。
そしてもう一つ大事なのがアシスタントの売上への貢献です。
早期育成が浸透したお陰で2年くらいでデビューするのは当たり前になってきましたが、アシスタントも自分で売上に貢献して、やり甲斐や楽しみを見つけてもらう事がとても大切な時代になってきました。
私も若い頃は店販の重要性を全く分かっていなくて、関心がなく店販売上も寂しい数字が並んでいました。そんな時、今はすでに他界されたあるメーカーの幹部の方のお話の中に『お客様は家に帰っても毎日お風呂の中で、洗面台で店販品を使うたびに、あなたの顔やアドバイスを思い出す。そしてそろそろ会いたいなぁと思ってまた来てくれるんだよ』と。
店販は接客のバロメーターなどといいます。 お客様の嬉しいがどこにあるのか気づく能力とおせっかいなくらいの思い入れ。 そして、我々が業界をリードしていくという使命感が大切と感じました。
ここでもやっばり「感謝」と「思いやり」ですね。 じゃあね。
0コメント