メンズ客へのヒアリング

いつも読んで頂きありがとうございます。

かつて美容業界においてメンズ客比率が高いと客単価が下がり、40%を越えると危険水域などといわれていました。確かにカットのみの方が多くて店販も買われなくて客単価がル低いという意味ではあまり比率が高いと経営的には悩ましいところかも。 

ところが最近ある年代に関して言えばそんなこと無いみたいなんです。 それは50歳前後のアラフィ世代から定年を過ぎて年金生活に入る65歳前後くらいまでの世代。 

この年代はまだまだ現役です。オシャレにも関心があります。(ジジイに思われたくない) 

子供も社会人になって学費等にかかっていたお金が必要無くなってきました。 更に若い頃に比べて勤務時間も短くなって自分に使える時間が多くなっている。

若い頃、我慢していた趣味に一番お金をかける人が多い世代でもあります。

以上の理由で美容室との出会いがあればかなりの高頻度で来店してくれます。(2~3週間に1回)

更に髪が薄くなってきたとか、新生毛が生えにくくなってきたとかに不安を抱えています。

大切なのは「いつまでも若々しくしていたい」という気持ちを理解してくれること。その上で、丁寧にカウンセリングしてもらえれば必要なスパや店販も買ってくれます。とにかく価値を納得すればむしろお金は使いたいのです。 

年間の支払金額は20代女性より確実に多いはずです。その割にカットするところが少ない人も多いですから。 

ただし、この方達は美容室に対して足を踏み入れにくいという障害があります。 ご来店頂くには奥様またはご家族のご協力が必要かも知れません。

そのために

・メンズスタッフの中にバーバー系の髪型をしているサンプルを作っておく。 

・このような年代の男性客が来ていらっしゃる時には「最近あの年代のダンディなお客様も増えたんですよ」などとお客様方に何気に囁いておく必要ありです。 

・時間は絶対に早く済ませてあげるとこと。スパ込みで1時間程度が限度じゃないですかね。それ以上長いと嫌ですね。なのでシャンプーは1シャンでもOKです。 

・眉の形は変えたくないけど顔そりがない分、眉カットや余分なウブ毛そり、さりげなく耳毛を剃ってもらえると更にgoodですね。 

そして男性美容師さんには申し訳ないのですが、やはり女性にやってもらうのが嬉しいようです。照れくさいけどその方が癒されるんでしょうかね。 

以上がおじさん達への取材から得た情報です。  じゃあね。

失敗続きのおじさん美容師のもしかしたらためになるかもしれない話

名古屋 栄の日置美容室で40年以上美容師を続けている田中隆史の元気⁉︎になるブログです!今、言っておきたいこと、気になってることをお伝えしていきますね。よろしくお願いします。

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