今は公人それとも私人?

いつも読んで頂きありがとうございます。

私の駆け出しの頃、こんな出来事がありました。

練習台としてのモデルに友人を呼んでカラーをさせてもらった時のことでした。

帰りがけに着てきたシャツの襟もとにカラーが付いて染まっていることに気づきました。

友人にそのことを告げて謝罪したところ、まったく気にするでもなく許してくれて「気にしないで」とまで言ってくれたのでした。

後日、でも何となく悪い気がして同じようなシャツを自腹で購入し、その友人に渡したのでした。

そのことを何気に先輩に話しているところを先生に聞かれてしまい、またいつものようにしっかりお叱りを頂いたのでした。

その内容は、

・友達とはいえお店に来てくれたお客様である以上、責任者がお詫びしてお店(会社)が補償するのが本筋であること。

・だからそういう事が起きたときは、先輩や上司に相談して判断を仰ぐこと。

・お店(会社)は従業員が安心して仕事が出来るように存在しているので、逆に従業員側も報告、連絡、相談の責任は果たす必要があること。

を教えて頂きました。

確かにこの場合は同年代のシャツだったので自腹も少し痛かったですが可能でしたが、高額なお洋服やアクセサリーなどでしたら、とても自腹では無理な話です。

タイトルにした公人とは仕事をしている時の自分のことだけではありません。休日に外部講習に出かけた時、モデル探しをしている時、仕事にまつわる内容のSNSの発信など。

自分はそんなつもりはなくても、受け取る側がお店(会社)を代表しているように感じることのすべては公人としての意識を持った振る舞いをすることが大切と思います。

ところでこの公人としての時間が1日24時間の中で一番長い人は誰だかわかりますか?

そう社長(経営者)です。日置美容室でも日置尚社長が社内からも世間からも常に社長として見られています。そしてそのことを自覚しているのです。しかも24時間。

私も若いうちにしたこの失敗が、この後の店長時代、そして幹部という役職をさせて頂きながら、公人としての比重を大きくしていくことに役立つことになったのです。

その話はまた別の機会に。じゃあね。

失敗続きのおじさん美容師のもしかしたらためになるかもしれない話

名古屋 栄の日置美容室で40年以上美容師を続けている田中隆史の元気⁉︎になるブログです!今、言っておきたいこと、気になってることをお伝えしていきますね。よろしくお願いします。

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