たまの名言より普段の5秒
いつも読んで頂きありがとうございます。
以前メーカーさんのアシスタント育成アカデミーで指導を担当させて頂いた初めの頃、指導者向けの研修にてこんな言葉を教えてもらいました。
『たまの名言より普段の5秒』
これはリーダーや先輩が部下や後輩に対してとるべきコミュニケーションのポイントを表したまさに名言です。
朝終礼やミーティングの時の訓示や連絡にてリーダーが皆に発する言葉や教訓ももちろん大切なことで必要な事ではありますが、それらを聞く側が腹に落ちるかどうかは、むしろ普段からのコミュニケーションの取り方で全く違ってくるという教えを非常にわかりやすく要約した言葉だと思います。
リーダーや先輩は部下や後輩に対して責任があります。なので発する言葉はトップダウン。ちゃんとしたことを言わなきゃと思っています。立場でものを言う時はとてもつまらない話になるし、形だけのものになる場合がほとんどです。
例えは悪いかもしれませんが、学生時代の校長先生の訓示が良い例です。いつも校長先生とコミュニケーションがあればかなり違うでしょうが、そうでなければ聞く時間が辛いだけの我慢の時間です。
日常のサロンワークの中でおこなわれるスタッフ同士のコミュニケーション。お互い目を合わせてニコッとすることからスタートして、何気に発する束の間の会話。
「さっきのよく気づいたね」「もう少しこうだったら良かったかな」「今日のスタイリングいいね」「お客様がほめてたよ」「動きがキビキビしてていいね」などなど。
極端な話「ありがとう」「大丈夫?」のような特別なことでなく良いのです。
大切なことは「ちゃんと見てるよ」「仲間だよ」という思いが伝わること。コミュニケーションは質より量!とにかく量!
そんな普段の数多いコミュニケーションがある中で「たまの名言」があるから聞く側は腹落ちするんだということです。
ちなみに日置雅夫先生は「普段の5秒」が30分ぐらいになる事が良くありました。私の経験では。
じゃあね。
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